【Python】仮想環境でJupyter notebookを使う

パソコン環境

OS ：Ubuntu 20.04

pipのインストール

インストールの違いでインストール先が異なり複数のpipが存在することがあります。そんなときにパス設定の順序により、versionの異なるpipが呼び出されたりすると、動作しないなどの不都合が生じます。

そこで、sudo apt install python3-pipを使えば、システムに適合した pip がインストールされます。

sudo apt install python3-pip

# pip自体を更新する場合
python3 -m pip install --upgrade pip

sudo apt install python3-pip

# pip自体を更新する場合
python3 -m pip install --upgrade pip

virtualenvのインストール(2025/11更新)

以前はpip install virtualenvを紹介してましたが、最近はこれよりも、
python3 -m pip install virtualenvを使う方が、その Python に対応する pip を確実に呼び出すことができ安全です。

python3 -m pip install virtualenv

python3 -m pip install virtualenv

virtualenvで仮想環境の構築(2025/11更新)

python3 -m virtualenv <仮想環境名>で仮想環境を作ります。

Jupyter 開発環境の構築

 python3 -m virtualenv jupyter-lesson 

 python3 -m virtualenv jupyter-lesson 

仮想環境に入って環境設定する

 cd jupyter-lesson
 
 # 仮想環境に入るコマンド
 jupyter-lesson$ source bin/activate
  (jupyter-lesson) $  # ←仮想環境に入ると()で囲まれます。
  
  # pipのversion確認
 (jupyter-lesson) $ pip -V     #←(pip 24.0 )
 
 # jupyter, ipykernelのインストール
 (jupyter-lesson) $ pip install jupyter  ipykernel
 
 # version確認
(jupyter-lesson) $  pip list | grep ipython    #←  (v8.24.0)
(jupyter-lesson) $ pip list | grep ipykernel   #←  (v6.29.4)

# カーネルに任意の名前をつけます。ここでは「Jupyter-kernel」とします。
(jupyter-lesson) $ ipython kernel install --user --name=Jupyter-kernel

#　仮想環境の終了。VSCodeを使用しているときはVSCodeを再起動...
 (jupyter-lesson) $  deactivate
  jupyter-lesson$   # ←仮想環境を抜けると、()が取れる。

 cd jupyter-lesson
 
 # 仮想環境に入るコマンド
 jupyter-lesson$ source bin/activate
  (jupyter-lesson) $  # ←仮想環境に入ると()で囲まれます。
  
  # pipのversion確認
 (jupyter-lesson) $ pip -V     #←(pip 24.0 )
 
 # jupyter, ipykernelのインストール
 (jupyter-lesson) $ pip install jupyter  ipykernel
 
 # version確認
(jupyter-lesson) $  pip list | grep ipython    #←  (v8.24.0)
(jupyter-lesson) $ pip list | grep ipykernel   #←  (v6.29.4)

# カーネルに任意の名前をつけます。ここでは「Jupyter-kernel」とします。
(jupyter-lesson) $ ipython kernel install --user --name=Jupyter-kernel

#　仮想環境の終了。VSCodeを使用しているときはVSCodeを再起動...
 (jupyter-lesson) $  deactivate
  jupyter-lesson$   # ←仮想環境を抜けると、()が取れる。

VSCodeで試してみる

VSCodeを起動して、新規ファイルを作成する。拡張子を「.ipynb」とすれば自動でJupyterが使えるようになっているはずです。ファイル名は、ここでは「sample03.ipynb」としています。
またターミナルで「source bin/activate」と打って仮想環境に入ります。

最初に「カーネルの選択」をクリックする。

次に左上に、リストが表示されるので、先程名前を付けた「Jupyter-kernel」を選択します。

これで動作しますので、簡単なコードを書いて確認しましょう。
コードセルを追加(「+コード」をクリック)してPythonのコードを記入します。簡単な動作確認用のコードを記入してみます。

x=[70,10,50,30,80,40]
x.append(90)
x.sort()
x.reverse()
print("x=" ,x)

コードセルの左上にある▷(セルの実行)をクリックして実行。

#実行結果
x= [90, 80, 70, 50, 40, 30, 10]

と正常に動作してました。以上です。

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